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黒騎士探偵術 極意  パッシブスキル修辞学

  • 執筆者の写真: blackknight3214
    blackknight3214
  • 2020年2月2日
  • 読了時間: 3分

黒騎士探偵術 極意

パッシブスキル 修辞学


修辞学

弁論術、言語表現技術。

聞き込みの際に成功率を上げ、文書作成、表現力を得る事により

報告書類の質を上げサービスに対する顧客満足度が最終段階でさらに上がる。

モノを売らないサービス業の探偵業で唯一商品があるとすれば 報告書類になるだろう。 報告書と現代ではそれを裏付ける映像資料がなければ調査をした証拠すら示せない。

特に報告書に関してはこのご時世においても数十年前の型式を世襲している業者が多い。 機材の発展に反してこの部門の発展は止まっている。

ある意味変化していないということは完成しているともいえる。

だが昨今の新参業者は報告書というよりは時系列と呼ぶ方が近かったり

ページ稼ぎの為か無駄な諸情報に数ページ割いている業者も目立つ。 ここをおろそかにして動画資料に頼りがちの業者が多い。 もちろんきっちり全て撮影出来ているなら良いが、状況によっては不可能なこともあるだろう。そのような時は詳細な報告書に頼らざるを得ない。

※訴訟の際にあえて簡素な報告書を出すというテクニックもあるがこれは本章では割愛する。

行動調査に関しては起こったことをあるがままに記すことがメインになるのでこのスキルはそこまで重要ではない。(敷いて挙げれば露見する際の言い訳や周辺住人への対応に一役買うだろう。) しかし身上調査、結婚調査や信用調査になってくるとそうはいかない。 聞き込み、聞き込んだ内容を分かりやすく文章にする。 聞き込みの段階で優れた台本が作れなければ何も聞き出せない。 聞けたことをうまく調査目的と絡め、話の裏にある背景や真意を記述できなければ

報告書は薄っぺらいものになってしまう。

昨今、浮気調査ばかりのこの業界ではこの手の調査が出来る探偵が減ってきている。

浮気調査は新参の素人探偵社に、身上調査は老舗の興信所にと住み分けされている様相である。

真の探偵を目指すなら聞き込みはこなせなければならない。

※一般的にこれが得意な者は行動調査が苦手な者が多く、便利屋、別れさせ屋などの落ちこぼれコースに移る者が多い。

諸君らはこのようにはならないように。

またこの能力が高い者で正心を持たない者も悪い。 私はかなりの数の探偵社の報告書を見てきたが

大手や老舗の身上調査の報告書で酷い作文が散見される。

報告書に厚みを持たせるために余計な肉付けをしているのはまだわかるが

明らかに記述者の願望や空想を記しておりはたから見ても

こんなこと誰も言ってないし こんなこと本人以外誰がわかるんだ

という内容を書いてしまったり下手糞な小説のように物語風に書いてあるものもある。 このように作文だけに頼るようになると探偵としては終わりである。

とにかくそれっぽい事を書いておけば良いと考えるようになり実際に足を運んだり聞き込みをするようなことが無くなってしまう。 裏付けがない予想や空想、想像だけで金員を得るようになり、そういうものだと思うようになる。 詐欺師とさほど変わらない。

ではいかにしてこれを探偵的に身につけるか

習得方法は門弟以外は非公開である。

さらなる高みを目指したい方は講座受講をお勧めする。


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