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黒騎士探偵術 極意 アクテイブスキル ビューチェンジ 探偵的歩法

  • 執筆者の写真: blackknight3214
    blackknight3214
  • 2020年3月3日
  • 読了時間: 6分

黒騎士探偵術 極意

アクテイブスキル  ビューチェンジ

では探偵術の基本的なアクテイブスキルについて述べる。 ビューチェンジ

視野の変更

調査活動の際に主に使用される視野には

ワイドビュー

トンネルビュー がある。

ワイドビュー 基本的な視点はワイドビューである。

ワイドビューとは、見るではなく観る視点を示す。 張り込み、尾行、撮影、全てこのワイドビューをメインに使用する。

アクテイブスキルとしているが習熟すればこれに集中力、注意力、精神力などのリソースを割かずに行えるようになりパッシブ化する。


これと反する視点に トンネルビューがある。


調査中はこの二つの視点を切り替える。

使用頻度はワイドビューが圧倒的に多い。


未熟な者ほどワイドビューを使用すべき際にトンネルビューを使用し

トンネルビューを使用すべき際にワイドビューを使用する。



例を挙げる

張り込みの際、例えば出入口などの監視ポイントを見て待つのだが そこに注意力を注いで注視することは悪し(トンネルビューとはこの状態である) 理由は様々あるが一点を注視するとその他が見えず、周囲の環境を把握できない。

また動物など感覚の優れた生き物はそれだけで異常を察知する。

人間でもセンスのあるものはいわゆる「視線を感じた」と反応をする。

人の首筋に当たりにそのような器官があるともいわれている。


ごくたまにだが、公園や町中で車内運転席、助手席に男2人が座って一点を見つめている風景に出くわす。 あきらかに張り込んでいる上に見ている位置までわかってしまう。

本人らは自然にしているつもりだろうが周辺住人のベースラインは大きく崩れる。

それゆえすぐに通報や声掛けなどにあう。ワイドビューを使う事によりこれを防ぐ。 また、初心の者は『出てくる対象者』を確認する為にトンネルビューを使い

『意外にもそこにやってきた人物』に対して直前まで気づかないという羽目に陥る。

このようなこともワイドビューを使っていれば起こらない。 尾行の際も同様でワイドビューを用いることで簡単に気配を消せる。 極意書にも記したがこの世界では気合を入れすぎて露見、失敗するということが多々ある。

そういう時というのはトンネルビューになってしまっているものである。

車両尾行では周囲の状況を常に認識し備えて行くのに必須である。

撮影の際も重要でカメラのファインダーを注視するあまり周囲の変化に気づけず大きなミスを犯すことがある(通行人に怪しまれる、撮影が露見する、ファインダー外から現れた関係者に気づかず、建造物や車両から出てきているのにいつのまにかそこにいたという認識に陥る。)

トンネルビュー

一点を注視する。 張り込みの際ならワイドビューでは対応できないようなシビアな視界での監視時、大勢の人ごみから対象者を発見する際に確実に認識、捕捉する際。 尾行時なら建造物が連立している地域での対象者の入退室位置の認識。 人ごみで見失った際にはワイドビュー、トンネルビューを瞬時に切り替えながら探す。 その他障害物が多いシチュエーションや動体視力が必要とされる際に使用する。 トンネルビューは高い認識力を得る反面露見しやすくなるので張り込みの際に使うなら隠、謀、偽を用いながら使う。



探偵的歩法(Detective Walking)

探偵は歩きながら周辺の情報収集や知覚、認識を常時行わなければならない。 ほとんどが視覚に頼り、続いて聴覚を用い嗅覚、触覚も駆使する。 人は歩く際に体が大きく上下動する。これの修正に脳のリソースが使われ認知が遅れる。 それを無くすために極力体の上下動を抑え、ゆっくりと歩く。 こうすることにより視覚にさらにリソースがさけるようになる。 例えば 徒歩尾行中、人ごみの中で対象者を見失うとする。

まず第一になぜ見失うのか?

それは対象者を視界から外すことから始まる。

対象者を一瞬でも視界から外す。

周辺に障害物がない時(つまりこれは繁華街などの人ごみやビル、店舗、マンションなどの死角になる障害物がない場所でのことになる)即座に視界に対象者の背中が入り、問題なく尾行を継続できる。 しかし障害物が多い時(つまりこれは先の例にあげた場所の逆、繁華街、人ごみ、店舗内、マンション街などである) 対象者が障害物に遮られ視界に入らない。

こういう時人は無視意識にトンネルビューになるかワイドビューになるかに別れる。

トンネルビューで見当違いな方向を注視してしまうと中々見つからず歩を進めていけばいくほど見つからない状況に陥り半ばパニックになる(視野狭窄状態、見つけようと走り回る者さえいる) ワイドビューに切り替えても絶妙なタイミングで障害物の陰に隠れ続け時間がたっても発見できず同じように走り回る羽目になるかもしれない(基本的な考え方としてはワイドビューを鍛えワイドビューで発見するのが良い)


なぜこのようになるかというと


まず第一に自分が歩いているからである。


つまり対象者が動き、周囲の人ごみが不規則に多数動き、そして自分の体が動き、自分の視点も動く。 このような状況では非常に高い動体視力を要求される。

このレベルに至ると凡人では対応できず発見が出来ない。

これに対応する為、自分の体の動きを抑え、ワイドビューで一瞬全体を確実に見切る。

おそらく発見できていないだろう。その時は見る位置を変えるために斜め前や大きく前方に動き再度ワイドビューを使う。これで発見できない場合トンネルビューで人ごみを確認する。 ここまで来て見つけられない時に初めて進行方向に素早く進み人ごみの中を確認していく。 また対象者がいきなりいなくなる時のパターンというのも熟知しておく必要がある。

例を挙げておく。 直ぐ近くの店舗、建造物に入った。

直ぐ近くの階段の昇降、またはエレベーター、エスカレーターに乗った。

単純にこちらの動きに対して偶然絶妙な位置取りで障害物が対象者を隠し続けていた。

今までの歩調から急に速度を上げたため思いのほか進んでおり視界に入っていなかった。

大半がこの例に収まる。 これを防ぐ一番の手立てはまず第一に対象者から目を離さない事、しかし注視して感づかれるわけにもいかない。

それゆえ普段はワイドビューを用い、トンネルビューと切り替えるのである。 ワイドビュー、トンネルビューどちらもパッシブスキル強視力が能力の底上げをする。

探偵的歩法はクイックステップ、強健体を基礎スキルとしている。


この3つのスキルは基本中の基本であるが行動調査の極意スキルでもあり

熟練の探偵はこれを無意識に行っている。さらに進んだ探偵技術を学びたい方には

黒騎士探偵術 極意 の講座受講をお勧めする。


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