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黒騎士探偵術 偵初法 警戒、調査バレについて 追記

  • 執筆者の写真: blackknight3214
    blackknight3214
  • 2019年2月14日
  • 読了時間: 3分

警戒案件についてさらに述べる。


前回、鋭気を避け退気を突くことを記したが

少し具体的に述べる。


鋭気を避ける一番の手段は


相手の視界から外れるか、視界に入ったとしても相当な距離を取っていること

である。


しかし、個人の力には限界があり、このようにこちらが受けの姿勢一辺倒に

なってしまうと容易に見失う。


相手の視界から外れてはいるがこちらの視界には入っている状態というのは

受け攻めが合一しており最良ではあるが

相手の鋭気が満ちている時はそのような状態は長く続かない。


相手も頭でモノを考える人間でありゲームのCPUではない。


自分の思うように簡単にはいかず、立ち止まり辺りを見たり

袋小路に入ったりして尾行者を特定しようとする。

そしてその内相手の視界内に無理やり入れられてしまう。


相当な距離を取ると距離を取っている為、見失う率は甚だ高くなる。

例えば

角Aを曲がってさらその先の角Bを曲がる。(こちらが角Aを曲がったあと辺りには相手の姿は無く、次にどの角を曲がったのか?地下に降りたのか?建造物に入ったのか?という3択、4択を迫られる)

このようなことがすぐに起こり容易に見失う。


それではどう対処するのか


一人忍なら


時間を空ける


ある程度まで見て一旦引く を繰り返し少しづつ動向を掴む(その際は変装を使って1回の調査時間を出来るだけ伸ばすのが良い)


特殊機材に頼る(GPS、スパイアプリ等)


などで対応していくしかないが、人員が確保できるなら


離行の術


複数名で別々に尾行していく。途中各自が変装を加えたり、団体になったり離れたりを繰り返す。


を使えば良い。


我々が組織立って人員を確保し慎重に粘り強く行えば個人が太刀打ちできるものではない。


また警戒案件の調査の際は、必ずどこかで調査が露見すると見越して

その際の対処法を用意しておかなければならない


忍歌に

「目付けもの、または忍びに行くときは、書置きをせよ後の世の為」とあるが

これは露見し捉えられた際、偽の密書を服に隠したり宿に残しておき

相手を謀ることである。


我々も極稀に調査対象者から不審がられ声をかけられることがあるが

その際定番の「はあー?なにいってんすか?」だけよりは

それ相応の下準備や台本を用意して話すほうが良いだろう。



狂い者に扮する時はそれ相応の準備がないと見破られる。

全ての職においてなりきるなら小道具まで揃えるべきである。


その辺りは各自の生い立ちによる。

自分の経験してきた業種、職種で一番やりやすいものを使えば良い。

しかしその場にそぐわなければ怪しいのみである


張り込みで例えると 歩行者しか通れない場所に交通量調査のふりをして張り込めばやはり怪しまれる。 どうしてもそうしたいなら話しかけられた時に

もっともらしい言い訳を用意すべきである。 「歩道の整備を行うか否かの可否の為に通行人の数を調べている。

多ければ整備の工事をするかもしれない。通りやすい綺麗な道になりますよ

工事期間中はご迷惑をおかけするかもしれませんが汗」 というように気さくに笑顔で話すなど


台本は一度作って使えるとなれば長い期間使えるので

よくよく吟味し試用して自分だけのものを作り上げるのが良い。


数年前、大手のデータ調査業者が公簿の不正取得の件で検挙されたが

その業者は電調(電話で聞き込みなどで情報を入手する調査手法)で

簡単に個人情報を入手していた。

良い台本を持っていたからである。(もちろん今ではそれは使えないだろう。

しかしその台本の理論は今後も十分生かせる)


我々にとって最も厄介な仕事の一つが警戒案件である。

これをこなせるか否かで格付けが大きく変わる。


『黒騎士探偵術 極意』ではこれについても調査動画や報告書を踏まえ

成功例、失敗例を詳細に解説している。

本物の実力を求める方は受講をお勧めする。


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