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黒騎士探偵術 偵初法 撮影方法について

  • 執筆者の写真: blackknight3214
    blackknight3214
  • 2019年3月8日
  • 読了時間: 6分

撮影方法について


隠し撮りを主とする


しかし場合によっては堂々とカメラを出した方が良い時もある。

例えば観光地などでカメラを不自然に持って撮っていると逆に不審がられる。

常識をもって行動するように。


撮影の際に注意すべき場所

場所によって カメラを無関係の第三者に見られた時、窮地に陥ることがある。

代表的な例を挙げる。


駅構内、電車内等

高確率で盗撮と誤認される。


デパート、スーパー等 

場合によっては私服警備員、万引きGメンなどにマークされ追い回されることがある。


パチンコ店

従業員が歩き回っている上に監視カメラの台数も非常に多い。

カメラを見られると女性店員を盗撮していると勘違いされ徹底マークされることがある。


諸外国

ほとんどの国で探偵業はライセンス制になっている。

特に注意すべきは「中国」でスパイ容疑をかけられる可能性がある。

私は撮影こそバレたことは無いが『日本から探偵が来る』という情報が事前に漏れておりあやうく拘束されかけたことがある(旅行者であるとはなし、証拠の旅行アプリや

パンフレット等を見せてその時は凌いだ)ちなみに拘束されるとタダでは済まない。

死刑になるくらいのつもりで臨んだ方が良い。


上記4ヶ所がよくよく注意すべき場所である。

これらの場所ではなるべく撮影は短時間で済ませ色気は出さない方が良い。


※色気を出す とは

撮影の際に功名心にかられ良いアングルで撮ろうとするあまり、相手の視界に入りすぎたり、不自然な場所に立ったり近い距離で撮影を試みたりすること


撮り方の原則


視線、顔、身体、レンズの向きをそろえない事。


口や文章で説明しても分かりにくい。写真でも出せば簡単にわかるのだがこのような場所で公開すると悪用される危険があるので控えておく。

これに関しては実技研修を受けてもらうのが良いが一応説明しておく。


一般的に撮影機器で撮影する際、カメラのレンズと視線と体の向きはそろっている。

これは現代人が現在出回っている撮影機器を使う際の象徴的なポーズであり

携帯電話にしろ、一眼レフにしろ、ビデオカメラにしろきっちり撮影しようとすると皆一様に同じポーズをとる。


昨今スマートフォンの急激な普及により隠し撮りをする者が増えた。

そのような者たちはバレないようにカメラを胸元にもってきたりあるいは電話しているふりをして耳に当てながら動画を撮影したりする。

スカートの中を盗撮したりする輩は靴に仕込んだりカバンに仕込んだりあるいは腰下や足元の方に下げたりする。

つまり象徴的な撮影ポーズを取らないということである。


探偵業でも理屈は同じである。


必ずカメラは顎より下に下げ、撮影したい被写体に視線と顔、身体を向けない。

特に視線と顔が重要で、時と場合によってはカメラと体を向けて顔をそむけるような取り方が有効なこともある。


カメラの扱いに慣れてくると、ファインダーも見ず、カメラを腹、腰辺りに構えて思った通りの撮影が出来るようになるが

どうしても少しずれたり100点満点の映像にならないことが多いので

出来る限りファインダーは確認した方が良いだろう。


まずこの原則を前提とする。

そこからさらに「偽」「隠」を用いる。


現在(2018年~2019年)業界内でよく用いられるのがカバンである。

カバンの中にカメラを仕込みピンホールレンズを使う昔ながらの業者もいるが

それに慣れると

『仕込みカメラがないと撮影できません』とか宣う三流探偵が育ってしまうので

そのようなものは使わない前提で進める。


男性の調査員でここ数年ありがちなのはボディバッグを下げそれの内側にカメラを隠して撮影する方法である。

これが意外にバレない。

ある一定の角度からはカメラがわかるのだがその他すべての角度で

カバンと身体が壁になりカメラが見えない。


やや劣るやり方で肩掛けカバンを下げて開口部にカメラを置く方法。

カバンに紛れてわかりにくい上に取り回しが良い。

ただカメラは完全にむき出しになっているのでやや危険である。

カメラの上に手をのせるなどして隠すことが要になる。


縦型のカメラならポケットなどに隠してレンズ部分周りだけのぞかせて撮影が可能である。


なんにしても撮影中に

『撮影しているのではなくカバンを見ている』と『錯誤させる』ことが重要である。

女性の調査員でも基本は同じでカバンを盾にしカバンの中身を見ている、カバン内の何かを探しているような仕草をしながら撮影するというのが一般的である。


カバン以外にはタオル、ニット帽、大型のスマートフォン、コンビニ袋などを同じように使う方法もある。


流派によっては専用のケース(ドリンクホルダー、ボトルケースを主に使用する)を製作しビデオを包むやり方もある。

これも意外にバレない。


功が成るとそのようなことをせずビデオカメラをむき出しのまま持って自分の身体、その時の所持品や衣服を使用して巧妙に隠し臨機応変に撮影できるようになる。



現在民間人でもっとも秘匿撮影に長けた人種と言えば

盗撮趣味の者たちではなかろうか

彼らは撮影が露見すれば逮捕という大きなリスクを背負って隠し撮りを行う。

彼らはもっぱら小型のカメラで「隠」と「偽」を駆使して撮影に臨むが稀にそれが露見して逮捕されることがある。

私はそのような趣味が無いので予想でしかないが

おそらく彼らの中で露見する輩というのはいきなりカメラ自体がバレるのではなく

撮影者の雰囲気(我々の業界でも心が弱い者にありがちだが、極端に不安げな表情になったり挙動不審になっていたりする)

位置取り(盗撮する為に女性に近づいたり不自然な位置にカバンを置いたり足をだしたり)

認識の甘さ(カモフラカメラだからばれないだろうと既製品をそのまま使ったり、むき出しにして持っていたり)

などから「コイツはおかしい」と思われカメラを探されてしまっているのではないかと思う。

逆に女性がこれらの機器を駆使して盗撮を行えばほぼバレないのではないか?



基本的な考え方として

撮影は調査を行った証拠、探偵社の商品である報告書と証拠映像の元になるので

業務のメインとなるのだが


最も重要なのは見失わずに対象者の動向を把握することである。


撮影に居つくと初心の内は失敗のもとになる。

まずは張り込み尾行を身につけ、そのあと撮影術を追及するのが良い。

ただし撮影に関しては手抜きや適当なやり方で習得してしまうと後々修正が困難である。きっちりと丁寧に学ぶべし。

もし自分はどうやっても尾行が不得手だと感じるなら

撮影に注力するのも一つの方向ではある。

撮影に関して信用を得られればそれなりに仕事はある。


撮影方法は各人様々である。

自分が最も取りやすい方法を見つけて修練を積む以外ない。


また撮影も尾行と同じく慣れでいくらでも出来るようになってくる。

初心の内、人前でカメラを出すなんてとんでもない!とビビりまくって使い物にならないような調査員でも3年後には

「おいおい もうちょっと人目をはばかれよ」と言いたくなるくらい

堂々と出すようになる。


きっちりと基本を押さえて注意深く正しい方向で学ぶことが重要である。

間違えた方法で慣れてしまうと 3か月に1回くらいのペースでトラブルに見舞われ

ることになる。

正しい方法を学ぶために講座『偵初法』の受講をお勧めする。


次回 撮影の際のポイントについて


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