探偵と統一教会
- blackknight3214

- 2022年8月12日
- 読了時間: 3分
いま日本国民が一番に関心を寄せているのが旧統一教会の実態についてではないだろうか

もちろん私の世代では知らない者はいないだろう。
そして完全に忘れてしまっていた世代でもある。
(それほどにのちに出たオウム真理教のインパクトが強いと言える。)
ここにきて久々に名前を聞いたと思ったら
そういえば昔そういう新興宗教があったなあ って名前変えてまだあった上に
日本の中枢を侵食していた!?と
ほとんどの国民が驚いたと思う。
一部の人間はこの現状を知っていたそうだが、電波扱い、陰謀論扱いされてしまって誰にも相手にされなかったようだ。
確かにそうだと思う。それほどまでにこの組織は虚を捨て実をとっていたのだろう。
探偵業界でも特定の宗教が調査背景に登場することはある。
具体的には、創価学会、天理教、崇教真光あたりをよく見かける。
しかし統一教会とその関連団体は私は見聞きしたことは無かった。
この組織は信者から多額の献金を吸い上げる一方で
その資金力に物を言わせ政治家への政治献金と選挙ボランティア、愛人代わりの女性のアテンドなどを
行っており、さらに強力な切り札として組織票の票田としても機能していたと聞く。
選挙にはそして政治家には、なくてはならない存在だったであろう。
選挙に勝たせる代わりに日本での布教と集金活動の便宜を図る。
このような利害関係があったようだ。
巷で
創価学会を支持母体にした公明党
という言い方があるが
旧統一教会を支持母体とした自由民主党
どころか、統一教会はメインは自民党としても政党を一本に絞っておらずその時その時で
政党や政治家を選んでいるようにも見える。
つまり選挙のシステムをうまく利用し無償で働く人員と
選挙に勝つための票を供給することによって日本の政治を乗っ取っている。
この誘いを断れる現代の政治家はほとんどいないだろう。
そんなレベルで政治家をしているから政治屋と蔑まれたりもする。
また、未解決事件の代名詞ともいえる世田谷一家殺害事件も旧統一教会関係者が関わった事件であるとも聞く。
このような噂話は意外に真実なことが多い。
私が20代前半のころ 当時、オウム逃亡犯の一人だった『走る爆弾娘』こと『菊池直子』を枚方市で見かけたという
笑い話があった。だいたいいつも『枚方のあそこのあのあたりで見た』『ちょ もうええってお前その話』『いやほんまやって』という感じで誰もまともに聞いてなかった。
当時、ちょっとしたことで官憲から取り調べを受けた私は、ひとしきり話を終え、疑いが晴れて解放される直前
担当の刑事から「ところでお前 なんかオウムの情報ないか?」と尋ねられたことがある。
「え いまさらオウムっすか?」と笑いながら聞き返すと「今でもあの事件の逃亡犯を見つけるのが一番の手柄や」と真剣な顔で
迫ってきたので「いやあ 枚方の須山町の交差点辺りで見たって噂はきいたことあります。嘘やと思いますけど』と答えた。
刑事も聞き流していた。
が、しかし逮捕後の供述で本当にその当時そのあたりにいたとわかった。
我々は官憲と違って本当のプロであるのでこのような感覚の精度を磨きぬいて探偵業に生かしていきたいものである。








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