探偵とコロナウイルス
- blackknight3214

- 2020年3月21日
- 読了時間: 3分
3月頭の頃
今頃はそろそろ落ち着いてるかなと思ってはいたが
まだまだコロナウイルス騒動は落ち着かない様子である。

観光業界や外人観光客向けの商売をしている輩は深刻な打撃を受けているらしい。
しかし
そのへんの連中はコロナ以前は儲かって儲かってしょうがないという状況だったのだろうから
ことさらそれを不憫に思うようなことは無い。
大体、それらの業界の好調は
円安と中国経済、アジア経済の好調から来ているのだから
それが終われば売り上げは下がる。
そんなことわかっていてやっていただろう(コロナは急だったとは思うが)
昔、とある組の大物企業舎弟のトップがこう言った。
「両手に金をボーンと乗っけられた奴は、その金に隠されて自分の足元が見えない」
「足元が見えないから簡単にこける」
つまり自分の収入源が一体どこからどのようにして入っているのか?
それをきっちり理解していないと今回のような事が起こるとあっけなく瓦解してしまうという話である。
また、ちょっと小銭を掴んで舞い上がり横暴になったり放漫経営に走る輩を戒める言葉でもある。
さて探偵業界ではどうだろう?
私の耳には
「コロナの影響で仕事のキャンセルが相次いだ」
「3月に入って仕事がほとんどない」という話が確かに入ってくる。
特に都市圏の業者に影響が大きいようだ。影響は人の数に比例しているのだろう。
こういう時、固定費の高い経営体質になってしまっている業者は脆い。
宣伝広告費に圧迫され倒産する大手探偵社も過去にいくつもあった。
調査員の数を揃えて下請けから自社案件から数をこなしていくという経営方針は
王道で正道だが、このような事態に備えて内部留保という名の体力をつけておけば
なお良い。
企業信用調査でも中小企業の調査の際はとにもかくにも経営者の性格を最重要項目としている。
堅実で自分の生き方が定まっている経営者ほど良く
拡大志向で手広くやるなどが口癖の経営者ほど危うい。
私の知る経営者の中でも
拡大志向で「売上を上げろ」が口癖のタイプがいるが
売り上げが上がって好調な時はどんどん新規出店や設備投資をするのだが
いざ行き詰まったり新規店舗が立て続けにこけたりするとあっというまに苦境に立たされている。
堅実な経営者はこのコロナ騒動のような事態でも耐え忍べる体力を有しているだろう。
その点、過去のバブル崩壊を乗り切った経営者は強い(ただし内部留保に走りすぎる傾向が強いが)
さて現場の探偵、調査員に関してだが
基本的にこのような伝染病とは無縁である。
私を含め私の周りにコロナウイルスにかかってどうだこうだという輩はいない。
大体が「多分コロナかかったけど治った」
私もよく「コロナ5回かかって5回治った」などと
嘯いている。
何事も芯の強さ、本質を見極める事が重要である。








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