仁徳天皇と浮気
- Black Knight3214

- 2018年4月26日
- 読了時間: 6分
更新日:2018年4月27日
その治世をたたえられ、『仁徳』と号されるほどの徳のある仁政を行った「オオサギノミコト」こと仁徳天皇。この帝には有名な浮気の逸話が残っている。
この逸話と現代の浮気について探偵業界によくある風景から語る。

仁徳天皇の側室に「クロヒメ」という愛らしい女性がいた。
しかしその「クロヒメ」が天皇の妃「イワノヒメノミコト」の嫉妬を恐れ故郷の吉備国へ帰ってしまった。
ある日、天皇は「淡路島へ行く」と言い出て行きながらも実際は吉備国へ渡り「クロヒメ」に会いに行ったという。
今も昔も、やんごとなき血筋も現代の奴隷たる労働者も、同じようなことを言うものだ。
朝起きて3メートル先のトイレ行くことすら億劫で尿瓶に放尿するような中年男性が、いざゆかんと出会い系で知り合った数百キロ離れた場所にいる女に会いに行く事例にも似ている。
人の本質の普遍性、不変性を物語る良い例だ。
現代では
休みの日に出張などと言い家を出て、愛人宅で数日過ごす男。
平日に有給を取りながら、配偶者には仕事と言い、普段通りに家を出て行き、日帰り旅行を楽しむ男。
ゴルフなどと言いながら外出し朝から浮気相手宅へあがりこむ男
言い訳のパターンは様々だが
「淡路島へ行く」と言って吉備国へ女に会いに行く仁徳天皇
と同じである。
本質的なポイントは
長期間連絡が取れなくなる
帰宅が遅くなる。あるいは帰宅が数日後になる。
という設定を作るところで
それが嘘か否かを確かめるには厳しい追及しか手段がない。
というところだろう。
上記の「出張」「休日出勤」「有給をこっそり取得」の手口は
会社員から公務員まで、なんらかの社屋、店舗、事務所等に毎朝出勤するような仕事をしている男性が非常によく使う。
もし頻繁に出張や休日出勤をしだしたら注意が必要である。
すでに浮気を疑っているならその日に合わせて調査依頼すれば良いだろう。
さて次は女性の場合だ。
良く使う手口は
実家に帰って実家で過ごす。などと言い子供だけ預けて自分は男と翌日夕方まで過ごす女。
同じように平日に有給を取りながら、配偶者には仕事と言い、普段通りに家を出て行き、日帰り旅行を楽しむ女。ひどいものだと「連休は実家に帰る。退社後は帰宅せず、そのまま実家に行く。連休明けは実家から出勤する」などと言い、連休前日に有給をひそかに取得し、連休前から男と数日間も旅行に出かけてしまうとんでもない女もいる。
習い事と言いながら本質的には男漁りが目的な女
女子会、飲み会、カラオケ等と友人といるように見せかけて夜中まで男と過ごす女
あたりだ。
ではこのような手口を見破る方法はあるのだろうか?
もちろん
浮気していることは間違いない
というくらい嫌疑が固まっていればピンポイントで調査を行い簡単に証拠が取れる。
だがもしまだそれが不確かであれば、出勤前、外出前の準備でそれを見破るポイントがある。
例えば、出勤と言いながらひそかに休みを取り浮気相手と会おうとする者は普段と持ち物が違っていたり、女であれば下着あるいは化粧が違っていたりする。
また出勤時間なのに妙に急いでなかったり、逆に妙に急いで早く出たりする。
あるいは外出前、または前夜に車に『靴』や特別な荷物(プレゼントの入った紙袋、仕事では使わないカバン、着替え等)を乗せていたりする。
またこのようなパターンでの浮気というのは相手が遠隔地に住んでいたり、どちらか一方が多忙で普段は会えないということが多い。
普通の浮気だと、普通に仕事終わりに待ち合わせて、普通に夕食を食べ、普通にラブホテルに行き、普通に終電の時間までに帰る。これを普通に週2回ほど繰り返す。
つまり先に挙げた言い訳はここぞという時(それこそ旅行だ)にしか使わない。
では実際の調査の現場の話をしよう。
このような背景の浮気調査では大まかに3つのパターンに分かれる
簡単なパターン:出勤直前までは普段通りに行動し、会社に行かずに浮気相手と合流し移
動は公共交通手段のみ
自家用車で普段通り出て浮気相手を迎えに行き、そのまま自家用車で移
動する。
難しいパターン:普通に出勤すると見せかけて自宅近くの路上で浮気相手の車に乗り込 む。この場合、相手の徒歩移動に対してこちらは車両も追いついていな
くてはいけない。2輪車があれば有利だが2輪車を使いこなす探偵は少な
い。さらに難しいパターンだと自転車で出て自転車をパチンコ店等に放
置して浮気相手の車に乗り込む者もいる
普段通り出勤すると思いきや降りた駅に浮気相手が車両で迎えに来てい
る。
家を出て新幹線や路線バスなどを乗り継いで相当遠くへ行く。さらにそ
の間、結構迷って右往左往する。
失敗するパターン:飛行機に乗られる。
なぜか外出直後から奇妙なほど周囲を警戒している。
先に失敗するパターンから解説する。
飛行機に乗られると高確率で同じ便の航空券は買えない。行先だけわかって終了だ。希望を捨てずに続けるなら
帰りも飛行機を利用する
帰りは浮気相手が見送りについてくる という二つの不確かな希望に賭け
再度空港に戻ってくるまで張り込み続けて運よく浮気相手と現れたらツーショットをそこで撮影しておき、別れた後に浮気相手の尾行を行い人物の特定をすることだ。
これで次回同じパターンになった時、この失敗は逆に成功に活かせるだろう。
※しかし浮気相手の尾行に失敗してしまう事も十分考えられる。大半の探偵社は失敗するだろう。
なぜか外出直後から奇妙なほど警戒している。
これは意外にある。依頼者の様子がおかしいと気づかれていたり、待ち合わせ場所が比較的自宅や勤務先から近かったり人通りが多い場所であったりするときに多い。
この場合、こちらの調査員が最低2人、欲を言えば3人は欲しい。3人いれば調査バレしていない限りは大丈夫だろう。
では簡単なパターンと難しいパターンだが、これについては単純に調査員の腕による。
簡単なパターンの場合は腕の悪い探偵、調査員でもなんとかこなせる。
難しいパターンだとそこそこの腕がないと対応しきれない。
私のレベルでも10回やれば1回くらい失敗するかもしれない。まあここ数年はこういうパターンでは失敗していないが。
つまり宣伝だけは日本トップクラスのインターネット上でよく見かける探偵社では失敗するということだ。そして失敗しない為に腕のいい探偵に丸投げする。
また最近見かける探偵社の紹介サイトだが、あれも酷い。日本全国~社と提携!最安値!
などとうたってはいるが実際は自分たちの用意したダミー会社で依頼を取り、調査は下請け探偵社に丸投げだ。さらに値段も安いどころか最終的な総額は他社より高い。宣伝の方法が違うだけで本質は同じ、依頼者を欺いていることに変わりはない。
探偵社選びは本当に難しい。
このような事案に対しては私は率直なアドバイスを行っています。
もし探偵社に調査を依頼するような事があれば、大損をしないためにも依頼する前に一度私にご連絡ください。
私は完全にあなたになり、あなたの為に最善のアドバイスをします。
黒騎士 ミツイシ







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