黒騎士探偵術 極意 アクテイブスキル Detective Running 探偵的走法

黒騎士探偵術　極意 アクテイブスキル Detective　Running　探偵的走法

走るという行為は現代日本の成人の日常生活においては早々ない。 中年以降走り方すら忘れてしまったという事務業、サービス業従事者も珍しくない。 そのような者は近代以前の走り方に戻ってしまっていることすらある（現代人の走法は西洋から行進の文化が入り体育、スポーツの普及のせいで生まれたものである。） 大の大人が走っている姿というのは非常に目を引く。 もちろんこれはシチュエーションの問題で朝、駅前や駅構内で走っているのはさほど問題はない。誰もが電車の時間に間に合わすために走っているのだろうと勝手に解釈してくれる。 しかし例えば百貨店内や住宅街の生活道を走っている成人を見るとどうだろうか？ なにやらただ事ではない事が起こったのか？ こちらに向かって走ってきている場合などは人によっては自分に何か用事があるのか？ はたまた襲い掛かってくるのか？ と思われることもある。女性は特にこのような時警戒する。 しかし、我々はやむを得ず走らなければならないことがしばしばある。 例えば 家を出るや否や駅に向かって走る対象者。 待ち合わせ時間に遅れそうなのか住宅街、繁華街などを走る対象者。 駅を出て駐輪場に入り自転車で出て行く対象者。 回り込む際。 歩きではまにあわないタイミングに陥った時。 数を挙げればきりがないが 全ての場合において調査対象者にはもちろんのこと、なるべく周囲の警戒心を煽らないよう走らなければならない。 その際に使用するスキルがディテクティブランニングである。 状況に応じてランとより急速な速度を短時間だけ出すディテクティブダッシュとに分かれる。 習得方法は基本的に実技指導だが 要点を記す。 音を極力出さず走る。（足音は当然だが着衣や所持物から音が鳴るので注意が必要である） 身体の上下動を極力なくす。 上半身の挙動は徒歩の時と変わらないように制御する。 コツとしては 腰（へそ下あたり）に穴が開いていてその穴を紐が穴に触れないように通るようなイメージで走る。 背を立てる。 急制動の際は早めに。 そしてスキルに熟達したとしても大質量の物体が高速度で移動する際に起こる大気の動きや 気配などで 人は他人が急接近するのに気づくものである。 仮に相手が走ってない場合は相手の知覚範囲の範囲内に入るとどうしても察知される。 その範囲を見極め入る前に歩きに戻す。 相手も走っている場合は注意力が散漫になり知覚範囲は非常に狭くなる。 このスキルはパッシブスキル「ファストステップ」「強健体」を基礎としている。 さらに長時間の調査後に使用するなら「ファストリカバリー」「フォーティチュード」の習得も求められる。 さらに進んだ探偵技術を学びたい方には 黒騎士探偵術　極意　の講座受講をお勧めする。