黒騎士探偵術 偵初法 調査前の準備
- blackknight3214

- 2018年8月24日
- 読了時間: 3分
張り込みについての前に
調査前の準備について記す。
準備に抜かりがあってはならない。
結局のところ調査終了後の結果論でしかないのだが 準備不足、段取り不足で失敗したということが起こっても 準備しすぎて失敗したということは起こらない (このあたりのバランスは費用や仕事の重要度によるのだが)
単純に道具(機材、車両等を差す)の準備も重要だが 特に移動経路や撮影場所などのシミュレーションが調査の成否を分ける。 あらゆるパターンをシミュレーションしたとしても全く予想外の行動をとられることもあるし 予想外の妨害が入ることもあるので決めつけや事前情報などに居ついてはいけないが 私の経験上八割くらいはシミュレーション内に収まる。(口伝あり)
また自分の予想外の行動を相手が取ったとしても悲観することはないし決して動揺してはならない。
見失ってさえいなければいくらでも取り返しがつくし基本的には予想外の行動を取るものとして考えておくほうが良いだろう。
移動経路のシミュレーションについて
まず調査対象者が現在地から動き出す際(主に建造物内から出て行く際)だが、調査全体を10で例えるとここに4~6くらいの割合がある。
ここで見落としたり、これ以前に露見するとどうしようもない。
現在はWEB上の地図サービスが充実し、現地に赴かなくても大体が把握できるが
可能な限り依頼者からも出入口や出入りのパターンについては詳細に聞いておく。
第一に確認すべきは建造物、あるいは敷地の出入口の位置である。真反対に裏口があるような建物も多い。
その際は出入口に到達する以前の段階で補足しなければならない。(マンションで例えれば玄関扉、エレベーターホール、エントランスなどになる)
あまり無いが立地環境によっては「どこから出ても必ずこの道を通らなければならない」というような場所もある。どうしても建造物からの出入りの確認が出来ない場合はそこを使うのも手だろう。
徒歩なのか、自転車なのか車両なのか、迎えが来るのか、それによっても使う出入口や出て行く方向が変わっていく。裏から出たくともセキュリティーゲートがあるような建物ならゲートを通る必要があるのでそこを通って出て行くだろう。このようにあらゆる状況を想定してこう来たらこう、そう出たらそうなどと考えてどのような手順や手段で出て行かれてもすべて対応できるように準備しておく必要がある。
もちろん自分が予想した通りに行く保証はない。しかしそれでも予想はやっておく必要がある。なぜ必要なのか これについては極意書に記している。
功が成れば八割がた予想通りに進むようになるだろう。
次回 事前準備 服装について







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